わたしたちが日常生活を営む上でたくさんの水を使います。使った後の汚れた水(「生活排水」といいます。)は、側溝や下水管などを通って、最終的に海や川へと流れていきます。
汚れたままの状態の水が、海や川に流れると汚濁がすすみ、やがて美しかった豊かな自然は消え去ってしまいます。そこで、汚れた水をきれいに処理し、大切な水環境を守る大切な役目を担うのが浄化槽です。
浄化槽は、何万人槽という大規模なものから各家庭ごとに設置できる5人槽の小規模なものまで、地域の実情に応じて設置できるので、和歌山県のように山間部が多く、分散型の集落が多い地域にとっては非常に有効な汚水処理施設です。