7条検査 (設置後の水質検査)
浄化槽法第７条第１項に規定されている法定検査なので「７条検査」と言われています。この検査は、浄化槽を使用してから、３か月以上経過してから受けていただかなければならない検査で、主に浄化槽が適正に施工・設置され、浄化槽の機能が使用上問題がないかどうかを判断します。
７条検査は、新たに設置した後や構造や規模を変更した後に、１回だけ受けていただく検査です。
７条検査の検査項目
外観検査
- 設置状況
- 設備の稼動状況
- 水の流れ方の状況
- 使用の状況
- 悪臭の発生状況
- 消毒の実施状況
- 蚊・はえ等の発生状況
水質検査 (浄化槽の種類・処理方式により実施項目が異なります。)
- 水素イオン濃度 （
） - 汚泥沈殿率 （
） ※活性汚泥方式の浄化槽に限る - 溶存酸素量 （
） ※みなし浄化槽のうち散水ろ床・腐敗タンク方式を除く - 透視度
- 塩化物イオン濃度 （
） ※みなし浄化槽に限る - 残留塩素濃度 ※放流水の消毒に塩素剤を使用する浄化槽に限る
- 生物化学的酸素要求量 （ＢＯＤ）
書類検査
- 保守点検及び清掃の記録、その他参考となる書類
７条検査の判定
７条検査の総合判定は、以下の３種類で判定されます。
| イ | ロ | ハ |
|---|---|---|
| 適正である。 | おおむね適正である。 | 不適正 |
７条検査手数料
| 種類 | 単独処理浄化槽 | 合併処理浄化槽 | |
|---|---|---|---|
| 規模（人槽） | 5～10 | 12,000円 | 12,000円 |
| 11～50 | 12,000円 | 15,000円 | |
| 51～500 | 15,000円 | 20,000円 | |
| 501～ | - | 25,000円 | |
